坂田 銀時
窒息しそうなほどの密度で/返事がない、ただの屍のようだ/見せかけの愛で飽和してる/何でもないなんて、嘘/本当に伝えたいことだけは、伝えられない/ いるだけでいいなんて、酔狂な愛は/さみしくなんかない/不器用な愛/かっこつけさせてよ/汚れた手の平/その重圧に背を向けて/拾い上げた/せめて、守らせて/ もう何一つなくさない/俺に必要なのは(糖分と、それから)/

土方 十四朗
それは、さながら狂気/悪役にされてなお/甘え方をしらない/わかりづらい信用の形/傲慢な強がり/無秩序の中の秩序/平凡な幸せなんてゴミ箱に捨ててきた/ 煙草の先が指すもの/譲れないものが有る/自己表現の方法/意地っ張りってわけじゃなくて(恥ずかしいだけなんです)/

沖田 総悟
自分では止められない/いってくれなきゃわからない/独りよがり/気付いてないのは/結局、大人になりきれない/嫌いなんじゃない/何が苛立たしいかって/ 恐怖にも似た怒り/洗っても落ちはしないのに/実は純情ハート/積み上げられた空洞/懐疑心にも似た/雲一つ見つけられなかった/ 握り締めていた拳から赤い液体がどろりと落ちた/そりゃあ、殺したいくらい好きさ!/あなたが幸せじゃなくなったら、殺してあげる/ただ、自分だけの存在でいてほしかった/ 決して安らかとは言えない顔で眠りゆけばいいんだ/